2016年1月13日水曜日

iPod nano 第7世代のフィットネスアプリがクラッシュする問題

iPod nano 第7世代をランニングに使っていて悩んでいたことがあります。それは、ある時期からフィットネスアプリがワークアウト進行中に突然クラッシュしたり、システムがまるごと突然シャットダウンするようになったことです。この不具合が発生すると、音楽の再生が意図せず止まり、その上フィットネスの記録が残されないことになりますから、ランニング中にとてもイライラしたものでした。

この問題は私の環境ではiPodソフトウェアを1.0.2に戻すと発生しなくなりました修正済みの不具合が再度発生しているかもしれませんが、特に気になることはありませんでした。
この現象の情報をソフトウェアのバージョンごとにまとめました。
  • 2012.10 iPod nano(第7世代) 発売
  • 2012.10 ver.1.0.1 問題はない。
  • 2012.12 ver.1.0.2 問題はない。
  • 2013.12 ver.1.0.3 問題が発生する。フィットネスアプリ実行中にシステムが突然シャットダウンする。Appleサポートコミュニティで話題になっていた
  • 2015.8 ver.1.0.4 問題は解決していないらしい
  • 2015.7 ver.1.1.x 現在販売中のiPod nanoにインストールされている。上記の問題がどうなったかはわからない。
なおiPod nano 第7世代自体のレビューもいつか書きたいと思いますが、ランニングに適したとても良いDAPだと思います。特にそれ以前のクリックホイールを採用したiPod nanoと比べてハードウェアキーが使いやすいと思います。ワイドFMに完全に対応してほしいものの、それ以外の大きな要望はありません。手元では上記の不具合が解消され快適に使用しています。

iPod nano(7th)
奥はiPod shuffle(4th), iPod nano(3rd)

2016年1月5日火曜日

JVC HA-EB75のレビュー

JVC HA-EB75は、ランニングしていても耳から外れにくいイヤホンです。防滴仕様なので雨が降りそうなときに使っています。

JVC HA-EB75
私はカナル型イヤホンがランニングに適していると思ったことは一度もありません。どれだけ工夫しても着地したときの衝撃が不愉快で大きなノイズとなるからです。ランニングには非カナル型のイヤホン・ヘッドホンが快適に使えると思います。加えてオーバーヘッドタイプのヘッドホン(Porta Proなど)がもっとも安定装着して使えると思いますが、スポーツ向けに作られた製品がとても少ないので、次のようなイヤホンタイプも試しました。

BOSE SoundSport in-ear headphonesは非カナル型で、良い音質で、StayHereチップのおかげで耳によくフィットしました。しかし高価です(私は購入していません)。

Apple EarPods with Remote and Micは非カナル型で、スタイリッシュでありながら操作性の良いリモコンがつき、ほどほどに良い音質で、それほど高価ではありません。しかし、ランニング時にしばしば耳から落ちました。(余談ですがEarPodsをヘッドバンド化したら最高のランニング用ヘッドホンになるかもしれません。それからEarPods用のStayHereチップ的なものを自作したことがあるので記事をいつか書こうと思います)

JVC HA-EB75は非カナル型で、悪くはない音質で、とても安価で、防滴で、ランニング時に耳から落ちることはまずありませんでした。リモコンは国内モデルにはついていません。総合的に最高の製品とまではいいにくいのですが、ランニング時に耳から落ちない点から時々使っています。スポーツ向けイヤホン・ヘッドホン製品の装着安定性の良し悪しはとても重要だと思います。

JVC HA-EB75 Apple EarPods with Remote and Mic BOSE SoundSport in-ear headphones
価格
(yodobashi.com)
¥1,330 ¥3,780 ¥12,420
¥16,200(リモコン)
タイプ オープンエア オープンエア オープンエア
音質
ランニング時の安定性 ×

工夫
  • クリップと本体の隙間が大きく遊びがあるので、テープで巻いて振動を抑えています。
  • 左ユニットと右ユニットの区別がややつきにくいデザインです。左チャネル側にシールを貼っています。
クリップのスライド機構
  • クリップをスライドさせることができますが、最小状態でも私には大きく感じます。この機構は誰に対してもフィット感を高めることができそうなものなのに、もったいないと思います。

海外モデルのHA-EBR80にはアップル製品向けのリモコンがついています。ほかにもJVCの海外サイトにはおもしろそうなイヤホンがありました。

2016年1月4日月曜日

KOSS Sporta Proの魅力

私は、KOSS Sporta Proというヘッドホンをランニング・ジョギングに使っています。
Sporta Proは、耳から外れにくい、タッチノイズが少ない、音質が悪くない、軽量、畳める、高価でない、メンテナンスが難しくない、などランナーにとって好ましい特長があり、とても気に入っています。私は最高の製品だと思っています。
Sporta Proの特長を説明します。

Sporta Pro 
(奥はBluetooth化Sporta Pro)

Sporta Proは軽量で使いやすいオンイヤーヘッドホンです。

イヤホンと比較すると、オーバーヘッド型ヘッドホンは側圧を保持する点で有利なため、ランニング時に耳から外れにくく好都合です。また、ほとんどのアラウンドイヤーヘッドホンよりも軽いと思います。そして、小さくたたむことができるので持ち運びしやすく便利です。

Sporta Proはタッチノイズの少ないオープエア型です。

ランニング時の擦れ音(タッチノイズ)が、カナル型イヤホンより圧倒的に小さく、多くの密閉型ヘッドホンと比較しても小さいようです。遮音性はオープンエア型でないヘッドホンよりも低いですが、ランニング用途として問題なく使用できると思います。

Sporta Proは音質が悪くありません。

ランニング用途に対して問題がないとても良い音質だと思います。よく低音が豊かであるとか元気がでる音といった評価を見かけます。

Sporta Proは高価ではありません。

3000~4000円くらいで売られているようです。同じKOSSでコンセプトが似ているPorta Proよりも安価です。Porta Proのほうがスタイリッシュかもしれませんが、音に関して私にはPorta Proと区別がつきませんでした。
高価ではないので、いろいろな実験を気軽におこなうことができるかもしれません。たとえばBluetooth化、アップル製品やAndroid向けのリモコン付きマイクの移植、揺れや遊びが原因のがたつきノイズの静音化などができるでしょう。

Sporta Proはメンテナンスが比較的容易です。
  • ヘッドホンユニット付近の断線は、リッツ線の再ハンダ付けで修理することできます。ハウジングのあるパーツを注意深く抜き取ることで、よく断線する部分が露出します。この部分は非常に強い力でヘッドホンユニットからケーブルを引っ張ると断線することがあるようです。
  • Sporta Proに限りませんがプラグ付近の断線も新品のプラグをハンダ付けして修理することができます。
  • イヤーパッドは互換性のあるパッドと簡単に交換することができます。
  • フィルム振動板のビビリを直すにはコツが必要です。フィルム振動版の劣化が原因である場合は対処が難しいと思います。
  • ヘッドホンユニット周辺のプラスチック成形部品の「欠け」「割れ」はDIYによる対処が少し難しくなりそうです。
  • ヘッドホンユニット内部の断線、故障は簡単に対処できないと思います。